日本共産党
川崎市議会議員

後藤まさみ

ブログ
2019年10月9日

ドアが錆びてボロボロ、天井がポロポロ剥がれ落ちてくる・・市営住宅の改修修繕計画を早めるよう求めました!

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2019年9月20日決算特別委員会まちづくり分科会で「市営住宅の改修修繕計画を早めること、自己負担区分の見直しを求める質問を行いました。

質問1

次に、10款5項2目市営住宅管理費、長寿命化改善事業について伺います。

2017年に策定した第4次川崎市市営住宅等ストック総合計画に基づいて市営住宅の整備・改善が行われています。はじめに、長寿命化改善について、対象となるストック、目的、具体的な修繕内容など事業概要と昨年度の決算と実績を伺います。

答弁1

長寿命化改善事業についての御質問でございますが、はじめに、事業概要につきましては、原則、築35年以上のストックを対象として、 70年の耐用年限以上活用できるよう、構造躯体の健全性を維持するための外壁や屋上防水の改修、水回りや排水管などの内装・設備の更新等、総合的に修繕・改善を行うものでございます。
昨年度の決算と実績につきましては、高山住宅一棟40戸の工事を実施したほかに、 5団地において基本計画を策定し、 3団地において実施設計を行い、決算額は1億7258万3360円となっております。

質問2

対象となる住棟が築35年以上ということですが、築35年以上の長寿命化対象の住棟のある住宅の数と、第4次ストック計画の対象になる住宅の数を伺います。

答弁2

長寿命化改善の対象住宅などについての御質問でございますが、築35年以上の住棟がある団地は43団地、このうち、第4次川崎市市営住宅等ストック総合活用計画に位置付けられているものは16団地でございます。

質問3

昨年工事が完了したのは高山住宅1棟40戸だけでした。この計画ではあまりにもペースが遅いのではないでしょうか。

32年前から浅田住宅に住んでいるという方から、あまりにも老朽化がすすんでいてひどいから見てほしいという話があり現地を見させてもらいました。

浅田住宅は昭和48年建設で築46年になります。

「ドアの内側が錆ていてボロボロ。台所の天井がボロボロとこぼれてきて朝になるとガスコンロの上に落ちていて憂鬱になる。お風呂場のコンクリートの壁はカビてしまい取れない」こうした現状を確認してきました。「水回りは一度もやってもらったことがない」「ドアの内側のさびは友達もどうにかして欲しいと言っている」「我慢をしながら暮らしている」というお話も伺いました。

市営住宅の老朽化が進んでいるこういった現状についての認識を伺います。見に行かれたことはありますか。どう思われましたか。うかがいます。

答弁3

市営住宅の老朽化についての御質問でございますが、本市の市営住宅については、平成28年4月の時点で17,573戸のうち、昭和50年度以前に管理開始されたものが約43%、そのうち約6割が昭和45年度以前のもので、経年による老朽化が進んでいるものと認識しております。
浅田住宅においては、居住者の安全陛の確保の観点から緊急陛が高い、手摺のアルミ改修を平成22年度に、給水管の改修を平成28~29年度に、ガス管改修を平成30年度に行ったところでございます。

質問4

老朽化が進んでいるとの認識はされているとの御答弁でした。しかし、この浅田住宅は2026年までの第4次ストック計画の対象に入っていません。仮に第5次ストック計画の最初に着手しても築年数は54年にもなります。54年間水回りなど傷みやすい箇所を早めに改善せず、放置すれば老朽化が進み、先ほど説明のあった70年使用するという長寿命化改善の目的からも外れていくことにつながると思います。

また、市営住宅入居者の年齢構成は65歳以上の方が2016年で48.4%にもなり、2010年より10ポイントあがっています。居住されている方の高齢化がすすんでいます。高齢者の方の住まいは安全でなければなりません。

川崎区内では浅田住宅をはじめ築35年以上8つの住宅のうち7つの住宅で計画の対象になっていません。全体の計画を見直し、早めていくべきと考えますが伺います。

答弁4

ストック計画についての御質問でございますが、市営住宅は、昭和45年前後に建設した住宅が多く、建物の老朽化等が進んでいる一方で、建替え事業の平準化及びストックの有効活用の観点から、長寿命化改善事業を推進するとともに、計画的な建替を行っていく必要がございます。このため、ストック活用計画においては、築年数や修繕履歴などをもとに、長寿命化改善の対象住棟及びスケジュールを設定しているところでございます。
本市としては、事業を着実に推進するとともに事業の進捗、社会情勢の変化を踏まえつつ、概ね5年を目途にストック活用計画を見直すこととしております。

要望

建替えにも長寿命化計画にも入っていないということは、先送りにしていくとしか思えません。ストック活用計画を見直して計画に組み込むよう要望します。

質問5

続きまして、10款5項2目市営住宅管理代行等修繕維持管理業務について伺います。

まず、日常的な修繕・維持管理には市の負担と居住者の負担がありますが、市が負担している日常的な修繕について昨年度の決算と実績についてうかがいます。

答弁5

市営住宅管理代行等修繕維持管理業務委託料についての御質問でございますが、平成30年度決算額約30億5千3百万円のうち、日常的な修繕費は、約14億9千5百万円となっております。実績といたしましては、入居者が退去した際に要する居室の原状回復、入居者等からの要請で行う共用部分の修繕、台風・火災等による被害の修繕等に要した費用でございます。

質問6

浅田住宅の方から「木でできていた風呂場の扉が腐り空いた穴から風がスースー入り冬場は寒くていられないので10年前に実費で8万円かけてアルミにした」こういうお話がありました。

 日常的な修繕、維持管理には市の負担と入居者の方の負担があり、負担区分について「川崎市営住宅住まいのしおり」にも示されていて、木製建具の改修は入居者負担となっています。

 しかし、お風呂場の腐った木の扉をアルミに変えるなど個人の責任ではなく、明らかに経年劣化の改修費用を入居者の負担を求めていくことは負担が重すぎるのではないでしょうか。

2017年に改正された民法では、自然による劣化の修繕費は貸主負担と明文化されました。この民法改正を受け国土交通省は「賃貸住宅標準契約書」を改定し「畳表の取り換え、障子紙、ふすまの張替え、給水栓、LED照明の取り換え」を貸主負担とするよう変更しました。UR住宅でも、修繕見直しが行われています。

 市営住宅は、住宅に困っていて経済的に厳しい方々が利用されている住宅です。住まいのセーフティーネットの役割も果たしています。

本市でも、入居者負担分の見直しを行うべきと考えますが、伺います。

答弁6

修繕費用についての御質問でございますが、負担区分につきましては、今回の改正民法において、あらかじめ特約を定めることにより、修繕費を入居者負担にすることが認められております。
現状、市営住宅においては、木製建具等の住宅専用部分の修繕は、入居者の負担としており、財政負担への影響、市営住宅の持続的な運営確保の観点から、現時点では、は、現行の運用を見直すことは考えておりません。

要望

今のご答弁に納得できないので、引き続き議論をしてまいります。

以上で質問を終わります。


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